それ、たんぱく質より脂質が多いかも?たんぱく質をしっかりとるためにおすすめの食材とは?

魚・肉・大豆製品で賢く選ぶ、たんぱく質の摂り方

たんぱく質をしっかり摂取することの重要性は、以前から言われていることですが、
私たちの食事では、たんぱく質を食べているつもりでも、
実は、それほどたんぱく質がとれない食品もあります。

いったいどんな食品に注意した方がいいのか?
また、たんぱく質をしっかりとれるおすすめ食品を見ていきたいと思います。

まず、たんぱく質を食べているつもりで、意外とたんぱく質が取れていない食品を見てみると、
ウインナーソーセージ、フランクフルトやベーコン、冷凍や総菜で売っている餃子やシュウマイなどがあります。

ウインナーソーセージ100gに含まれるたんぱく質は、約11gです。
多くはないけれど、たんぱく質もある程度入っているよね、と思われると思います。

問題は、他の栄養成分との割合です。
ウインナーソーセージ100gには、30gもの脂質が含まれています。

え?たんぱく質の3倍の脂質!
そうなんです。実は、ウインナーソーセージは、たんぱく質をとっているつもりで食べていても、
一緒に3倍もの脂質をとっていることになります。

同じようにフランクフルトやベーコンもたんぱく質よりも脂質の方が多く含まれています。

餃子やシュウマイなどの加工食品はどうでしょうか。
商品によるため、一概には言えませんが、有名メーカーの餃子やシュウマイの冷凍食品100gに含まれているたんぱく質は、
概ね 4~10g程度、脂質は、同程度~2倍くらいの量が含まれていました。

これでは、たんぱく質摂取のつもりで食べたものが、実は脂質摂取になっていた、ということになってしまいます。

では、たんぱく質の量が多くて脂質が少ない食品、つまりしっかりたんぱく質をとれる食品とは、
どのようなものがあるでしょうか。

実は、100gあたりの含まれる量で見ると、水分が抜けている乾物に非常に多く含まれます。

凍り豆腐100gに含まれるたんぱく質量は、50.5g、脂質は、34.1g、炭水化物は、4.2gと圧倒的にたんぱく質が多く含まれています。
大豆製品の乾物は、いずれもたんぱく質が豊富
です。
100gあたりで見てみると、干しゆば50.4g、いり大豆37.7g、きな粉37.5gと、
いずれもたんぱく質がたっぷり含まれています。

納豆や、蒸し大豆、がんもどき、油抜きした油あげ、レンズ豆などもたんぱく質が豊富です。

魚介類でも、乾物にはたんぱく質が多く含まれています。
鮭のけずりぶし77.4g、かつおぶし77.1g、桜エビ素干し64.9gなどです。
和え物に混ぜたり、おひたしなどに天盛りする、など、
少量でも日々の習慣として取り入れておくと、たんぱく質の摂取につながります。

生の魚介で見ると、かつお、めばちまぐろ、ゴマさば、しらす干しがそれぞれ100gに約25gのたんぱく質が含まれています。

肉類で見ると、長期熟成の生ハムが約26g、鶏ささみ約24g、むね肉約23g、豚ヒレ約27g、ラムロース(脂なし)約22g などです。
牛肉は、脂のついていない赤身のもので概ね18~19gくらいのたんぱく質をとることができます。

こうして見ると、たんぱく質摂取源として主菜を食べているつもりでも、どんな料理を食べているのかや、
どんな食材を選んでいるのかによって、たんぱく質摂取量が大きく違うことがわかります。

たんぱく質を摂取しているつもりでも実は、脂質の方が多かった、ということもありますので、
栄養成分表示がついているものは、必ず内容を見てたんぱく質量や脂質の量を確認してみるのがおすすめです。

しっかりたんぱく質をとって、毎日元気に過ごしたいですね♪



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