健康的な食事とは、野菜たっぷりの食事!ってほんと?

野菜は体に良い!…でもそれだけで大丈夫?

みなさんの健康的な食事のイメージは、どんなものでしょうか。

野菜たっぷり♪ 山盛りのサラダを毎日食べている!そんなイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。

もし、最も健康的な食事は、野菜たっぷりの食事、というイメージを持たれているなら、要注意です。

なぜなら、野菜中心を心がけた食事は、たんぱく質が少なくなりがちだからです。

もちろん、野菜は不足しない方がよいですし、たっぷりの野菜は食物繊維の摂取や抗酸化作用が期待できますので、よいことなのですが、たんぱく質の摂取量が足りていないと、せっかく、たくさんの野菜を食べていたとしても、その食事はバランスのよい健康的な食事とは言えません。

なぜかと言うと、必ず食事からとらなければならないたんぱく質量、というものがあるからです。

たんぱく質はどれくらいとればよいでしょうか。

体重1kgあたりに必要なたんぱく質量は、概ね1g程度です。

体重60kgの人であれば、少なくとも1日に約60gのたんぱく質が必要ということになります。

では、60gのたんぱく質をとるためには、何をどれくらい食べればよいでしょうか。

食材に含まれるたんぱく質量を見てみると、卵1個で約6g、納豆1パックで約6.6g、鮭1切れ約15.6g、豆腐(充填)1パック(100g)で5g、ヨーグルト100gで約3.6g、鶏むね肉100gで23.3g、豚ロース肉100gで19.3g、ごはん1杯(150g)3.7gです。

つまり、朝食で納豆1パック、昼食で卵1個、夕食で鶏肉100gというような食事では、毎食ごはん1杯を食べていたとしても、たんぱく質量は、合計47gでまったく足りません。

わたしたちのからだは、皮膚、筋肉などたんぱく質が材料になっているものが多くあります。

そのため、たんぱく質量が少ない食事は、健康的な食事とは言えないのです。

健康的な食事にするためには、野菜だけではなく、たんぱく質もしっかりとることがとても重要です。

そして、できるだけ、さまざまな食材からとることがおすすめです。

そうすることで、たんぱく質を構成するアミノ酸の種類も多くの種類を摂取することができるためです。

毎食、必ず、炭水化物、野菜にたんぱく質量約20gを摂取できるように肉や魚、卵、豆腐や納豆などセットにして召し上がることで「健康的な食事」を目指したいですね♪



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