熱帯地域(南国)の果物の特徴と注意点とは?
暑い季節にぴったりで甘くて栄養価も高い、でもだからこそ賢く食べよう
ムシムシと暑い季節は、南国の果物が美味しい季節でもあります。
南国(熱帯)の果物には、いくつか共通した特徴があります。
まず、糖度とエネルギーが高めのものが多いことです。
マンゴー、バナナ、パイナップル、ドリアン、ライチなどは甘みが強く、
温帯の果物より1回量あたりのカロリーが高くなりがちです。

一方でビタミンCやβ-カロテン、カリウム、食物繊維が豊富なものも多く、
栄養価そのものは優秀です。
もうひとつの特徴が、たんぱく質分解酵素を含むことです。
パイナップルのブロメライン、パパイヤのパパイン、
キウイのアクチニジンなどで、肉をやわらかくする一方、
酵素の働きによって、口の中がピリピリすることもあります。
食べるときの注意点としては、
- 腎臓の悪い方はスターフルーツ(カラムボラ)に注意
神経毒(カラムボキシン)とシュウ酸を含み、腎機能が低下した人では意識障害などの重い症状を起こすことが報告されています。健康な人でも大量摂取は避けたほうが無難です。 - マンゴーはかぶれることがある
ウルシと同じ科で、皮や果汁にウルシオール様成分を含むため、口の周りが赤くかぶれる人がいます。ウルシやカシューナッツでかぶれる方は特に注意。 - ゴム手袋でアレルギーが出る方はバナナ・アボカド・キウイ・マンゴーでも交差反応による症状が出ることがある
ゴム手袋などでアレルギーが出る人(ラテックスアレルギー)は、これらでも症状が出ることがあります。
*交差反応とは、体の免疫が「本来の相手」とよく似た別の物質を、同じものと勘違いして反応してしまう現象 - 酵素による刺激
パイナップルやキウイを食べて舌や唇がヒリヒリするのは酵素の作用。
未熟なものほど強く出ます。 - カリウムが多い
腎機能が低下している方は、バナナなど高カリウム果物のとりすぎに注意が必要です - 糖質・エネルギーが高め
血糖や体重を気にする方は量を意識しましょう。
ドライにしたもの(ドライマンゴーなど)は糖が濃縮されるのでさらに少量にするのが正解です。
なお、果糖はもともと吸収効率が個人差の大きい糖です。
そのため、過敏性腸症候群など感受性の高い人では果糖不耐(吸収不良)
による腹部膨満や下痢を起こす場合がありますので、
注意が必要です。
温帯地域で収穫されている果物と熱帯地域で収穫される果物では、
特徴が違います。

熱帯地域で収穫される果物は、特に甘味の強く、
酸味が少ないものが多くあります。
ビタミンCは、酸性の環境下では比較的安定していますが、
酸味の少ない環境下では、酸化・分解されやすくなります。
そのため、酸味が少ない果物は、
カットしたら早めに食べる、長く置かない、切り置き・つぶし置きを避ける、
加熱を控える」がビタミンCを守るコツとなります。
果物の特徴を押さえて、
効率的に栄養成分を取り入れたいですね♪
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