寒くなると美味しくなるほうれん草。夏と冬、冷凍の成分の違いとは?

季節でこんなに違う!?ほうれん草の栄養価

寒くなると美味しくなる野菜のひとつ、ほうれん草。
ビタミンCの含有量が季節によって違うため、日本食品標準成分表でも、夏採りと冬採り、通年の3パターンの成分が掲載されています。

いったいどれくらい違うのでしょうか。

◆ほうれん草100gあたりのビタミンC含有量◆

通年平均 35mg
夏採り 20mg
冬採り 60mg
冷凍 19mg

なんと、夏採りと冬採りで3倍もの違いがあります。

ビタミンCの1日あたりの摂取の推奨量は、100mgですから、せっかく食べるなら冬(11~3月)に食べるのがおすすめ、ということになりますね。

冷凍のほうれん草は、ブランチング(冷凍前の加熱などの処理)されているため、ナトリウム含有量が生よりも多くなっています。

◆100gあたりのナトリウム含有量◆

夏採り 16mg
冷凍 120mg

また、冷凍は生のものと比べて鉄や亜鉛のミネラル、ビタミンB1、B2、葉酸などの水溶性ビタミンの含有量が少なくなっています。

そのため、ほうれん草の栄養価を考えて食べるなら、まず、

・冬採りのもの(ビタミンCの含有量が多い)

・冬以外の季節に販売されているもの(栄養素含有量が冷凍のものよりも多い)

・最後に冷凍のもの

ということができます。

冷凍は、そのまま使えて便利ですが、栄養価を考えると生のものを購入して調理した方がよいことになります。

生から調理する時に気をつけてほしいのが、ほうれん草に含まれるシュウ酸です。
シュウ酸は強いえぐみを感じる成分で、結石などの原因にもなります。

シュウ酸は水に溶けるので、沸騰した湯でゆでて、さっと冷水にさらすことでかなり取り除くことができます。ただし、電子レンジ加熱の場合は溶け出すゆで汁がないため、ほうれん草にシュウ酸が残ってしまい、えぐみを感じ美味しさが減ってしまう原因にもなります。

湯を沸かしてゆでるのは面倒、と感じられるかもしれませんが、美味しさとシュウ酸を取り過ぎないという観点から、ぜひ茹でて調理をされることをおすすめいたします。

なお、どうしても面倒な場合は、牛乳で作ったグラタンに入れるなど、カルシウムたっぷりの料理に混ぜて使うとカルシウムがシュウ酸の排出を助けてくれ、えぐみも感じにくいため、おすすめです。

ビタミンC以外のビタミンやミネラルもたっぷり含まれるほうれん草、寒くなって美味しくなる、これからの時期にいただきたいですね♪



=============================

栄養学の基礎がしっかりと学べて、家庭や職場で役立つ正しい知識が身につく「栄養検定【通信・WEB講座】」の受講もオススメです。

栄養検定【通信・WEB講座】はこちら

日本栄養検定協会では
毎週月曜日、午前8時に栄養や食についての情報を発信中です♪
ご登録いただけましたら、毎週じっくりとお楽しみいただけます^^

こちらからご登録くださいね!

栄養に関する情報や、協会からのご連絡が届く公式LINEの登録は
こちら

栄養に関する情報や、協会からのご連絡が届く公式LINEの登録はこちら

=============================

タグクラウド
ビタミン ミネラル 抗酸化作用 食物繊維 腸内環境 ポリフェノール ダイエット 疲労回復 糖質 たんぱく質 認知症予防 アミノ酸 炭水化物 エネルギー カルシウム 亜鉛 いちじく ビタミンC EPA DHA オートファジー 葉酸 ほうれん草 レスベラトロール カロリー アスパラギン酸 野菜 コレステロール 高血圧 お酒 果物 バランス 牡蠣 熱中症 豆腐 アスパラガス お弁当 果糖 青魚 脂質 新玉ねぎ トマト ブルーベリー 5月病 おにぎり 野菜スープ オメガ3 うまみ 整腸作用 みりん ゴーヤ ニガウリ うなぎ ケルセチン 玉ねぎ ピーマン 生活習慣病 カレー セカンドミール効果 らっきょう 血糖値 副菜 花粉症 スイカ ブロッコリー ひじき ヨウ素 白菜 春野菜 デトックス 冷え性 貧血 アルコール ホタルイカ 消化酵素 人参 βカロテン 餃子 手作り 添加物 牛乳 豆乳 カニ 低カロリー 納豆 免疫 大根 ぶどう りんご 不飽和脂肪酸 老化予防 ビタミンE オレイン酸 筋肉量 BCAA 夏バテ 浮腫み 白桃 オリーブ油 カリウム グルタミン酸ナトリウム 甘味料 発がん性 アスパルテーム β-カロテン モロヘイヤ セルロース とうもろこし パイナップル MSG クエン酸 善玉コレステロール 血中コレステロール 脂肪燃焼 単鎖脂肪酸 ごはん ヘスペリジン みかん レンコン 美肌 便秘予防 さつまいも フィシン ビタミンB12 β-グルカン しめじ レジスタントスターチ 全粒粉 アスタキサンチン 美白 クロロゲン酸 アルブチン 免疫活性 イモ 黒酢 老化防止 バナナ セロリ 海苔 いちご アンチエイジング ウロリチンA 動脈硬化 インフルエンザ 梅干し キクラゲ メタボ 肥満 ビフィズス菌 ヨーグルト 黒豆 お正月 シークワーサー 手作り料理 スープ 抗酸化 ウルトラプロセスフード シトルリン 味噌 タケノコ ポリアミン クルクミン 主食 食事のバランス 生姜 食品添加物 人工甘味料 ナス 喘息 春キャベツ サプリメント 塩分 味噌汁 成長 プロテインドリンク タウリン カレイ 抗炎症作用 サワラ ストレス緩和 もやし 食事誘発性体熱産生
アーカイブ
資料請求(無料) メルマガ登録(無料)