健康のためのポリフェノール摂取のポイントとは!?
コツは多様性? いつもの食べ物にもう一品
「ポリフェノールは体によい」という話を聞いたことがある方は多いと思います。
ポリフェノールは、野菜や果物、お茶、コーヒー、カカオなど、さまざまな植物性食品に含まれる成分です。
では、健康のためにはポリフェノールをたくさん摂ればよいのでしょうか?
2025年に『Nature Food』に発表された研究では、
英国のUK Biobankに参加した40歳以上の約12万5千人を対象に、
食事から摂取するフラボノイドの量と種類の多さを調べ、
その後の病気や死亡との関連を調査しました。

フラボノイドはポリフェノールの一種で、
さらにアントシアニン、フラバノール、フラボノール、フラバノンなど、
さまざまな種類があります。
研究の結果を見ると
フラボノイドの摂取量が多いことだけでなく、
摂取しているフラボノイドの種類が多いことも、
死亡やいくつかの慢性疾患のリスクが低いことと、
それぞれ独立して関連していた、ということです。
具体的には、フラボノイドの多様性が最も高いグループでは、
最も低いグループと比べ、
全死亡リスクが14%、心血管疾患が10%、2型糖尿病が20%、
がんと呼吸器疾患がそれぞれ8%低いという結果でした。
つまり、たとえば「お茶にはポリフェノールが多いから」と、
お茶だけから大量に摂るのと、
お茶に加えて、ベリー類、りんご、柑橘類など、
いろいろな食品から摂るのとでは、
同じではない可能性がある、ということになりるのです。
なぜ「種類」が重要なのでしょうか。
フラボノイドは種類によって、体内への吸収や代謝、作用が異なります。
また、腸内細菌によって別の物質へ変換されてから作用するものもあります。
そのため、さまざまな種類を摂ることで、
異なる作用を持つ成分や
その代謝物を幅広く取り入れられる可能性があります。
もちろん今回の研究は観察研究ですので、
「フラボノイドの種類を増やせば病気を予防できる」
と因果関係まで断定することはできません。
それでも、この研究から見えてくる食べ方は、
「体によいと聞いた一つの食品を大量に食べる」のではなく、
いろいろな植物性食品を食べること、ということになります。
お茶、りんご、みかん、ぶどう、ベリー類などの果物、
野菜、きのこなど、それぞれに含まれるポリフェノールは異なります。
ポリフェノールは「どれだけ摂ったか」だけではなく、
「どれだけいろいろな種類を摂ったか」も大切、ということなのです。
結局のところ、「いろいろな食品をバランスよく食べる」
という昔ながらの食事の基本には、やはり意味があるようです。
そういう意味では、
季節の野菜や果物を毎日の食事に取り入れる、
ということは、体のためにも
理にかなっているということができそうです。

今の時期ですと、
茄子もおいしい時期ですし、
一時期高騰していたキャベツも
新鮮で安いものを見かけるようになりました。
食材を買いに行く都度、
いつもの野菜にプラスして、
今日、安くなっているものも購入すると
種類を多くすることができそうですね!
論文リンクは、こちら
https://m.eiyomember.com/l/m/2JGNS3TZKppj1n
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