玄米より白米の食物繊維量が多い!?レジスタントスターチの真実とは?

新たな視点から考える、白米と玄米の食物繊維の秘密

みなさん、白米のごはんと玄米のごはんの食物繊維量はどれくらいかご存じでしょうか。

白米(めし)100gあたり1.5g
玄米(めし)100gあたり1.4g

あれ??玄米の方が食物繊維が多いと思っていたのに~!!
白米の方が多いの?

とびっくりされた方が多いのではないでしょうか。

この理由は、現在使用されている日本標準食品成分表(八訂)増補2023年版では、食物繊維量の測定方法が白米と玄米で違うからです。

従来の測定方法(プロスキー変法)では、測定できなかった難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)が、新しい測定方法(AOAC2011.25法)では測定できます。
現在、白米は新しい測定方法であるでの測定値も掲載され、玄米は従来のプロスキー変法という方法の測定値が掲載されています。

白米を従来のプロスキー変法で測定した食物繊維量は、100gあたり0.3gしかありません。

では、新しい方法で測定が可能になった難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)とはいったい何なのでしょうか?

従来でんぷんは、すべて小腸で消化されエネルギーになると考えられていましたが、実はでんぷんの中にも消化されずに大腸まで届くものがあることが分かってきました。これが、レジスタントスターチです。

レジスタントスターチの特徴は、発酵性食物繊維という点です。
単なる食物繊維とは違うのです。

発酵性食物繊維は、腸内細菌の善玉菌を増殖を助け、短鎖脂肪酸を作らせることで腸内を弱酸性に保つ非常に重要な働きをしています。
短鎖脂肪酸は、腸の上皮細胞の増殖を助けるため、腸自体の健康にも役立っています。
短鎖脂肪酸のひとつである酪酸は、腸管の粘膜を強くすることで腸管のバリア機能を高めてくれます。また、脂肪細胞への脂肪の蓄積を抑制する働きもあることが分かってきています。

近年、主食の摂取量が減っていることでレジスタントスターチの摂取量も減少していると考えられます。

腸内を弱酸性に保ち、腸管のバリア機能を高め、糖や脂肪の吸収を阻害することで血糖値の上昇や脂肪の吸収を抑制し、さらに脂肪細胞への脂肪の蓄積を抑制する働きを助けるレジスタントスターチを摂取するようにしたいものです。

まずは、レジスタントスターチが豊富なごはん(パンの場合は、全粒粉のもの)をしっかりたべるところから始めてみてはいかがでしょうか。



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