朝食、主食を抜くリスクとは?
バランスの良い食事で健康リスクを回避する
みなさんは、朝ごはんは召し上がっていますでしょうか。
朝は忙しくて、ついつい朝食抜きになりがち。。。という方、多いかもしれません。
また、最近太り気味なので、主食のごはんは食べないようにしています、という方も多いかもしれません。
ですが、朝食を抜いたり、主食を抜くことは、血中のLDLコレステロール、中でも
超悪玉コレステールと言われるsd LDLコレステロール(小型で密度の高いLDLコレステロール)の血中濃度が高くなることが、日本人を対象とした調査で報告(※)されています。
LDLコレステールは、冠動脈性心疾患の原因のひとつとされていますが、中でもsd LDLコレステロールが高くなることが知られており、さらにメタボリックシンドロームや糖尿病の場合に多くなることが知られています。
つまり、朝食を抜いたり、主食を抜くことは、超悪玉コレステールと言われるsd LDLコレステールを増やすことになり、動脈硬化性の疾患のリスクを高めることに繋がる、ということになります。
この報告では、特に心疾患を促進する可能性が高くなることを報告しています。
でも、ごはんを減らすと体重維持や減量が比較的簡単なんです。。。
主食を食べて、体重増えてもいいんですか? と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
現在の食事に主食を食べることを追加して摂取エネルギーが多くなってしまうのでは、
確かに減量は難しくなってしまいますし、もしかしたら太ってしまうかもしれません。
朝食や主食を抜く食べ方をしてきた方は、昼食の量が多くなっていたり、脂質やたんぱく質に偏った食生活になっていることが多いです。
まずは、油(脂)を控えるために、揚げ物など油を使う調理法の食事を減らす、
豆製品や魚をたべる機会を増やす、野菜、きのこ、海藻を汁物やおひたしなどの脂質を使わない調理法で毎日の食事の中にとりいれる、などを心がけてください。
ごはんを食べる、ということと上記をセットで実行していただくことで「バランスのよい食事」が出来上がります。
ぜひ、朝ごはんを食べ、ごはん(主食)もしっかり楽しんで健康を維持したいですね♪
※ https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36878535/
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