カロリーゼロを実現する人工甘味料。最新の研究で指摘されていることとは?
低カロリー=ダイエット・健康の味方…と思っていませんか?
カロリーゼロを謳っている食品や飲み物、魅力的ですよね!
摂取カロリーを減らして、肥満予防のために積極的にカロリーオフやカロリーゼロの商品を選んでいる方も多いかもしれません。
こうした商品には、砂糖の200倍や600倍の甘さを持つ人工甘味料が多く使われています。
人工甘味料は、アメリカで発見されたアスパルテームやアセスルファムKやスクラロースなどがあります。人工甘味料は、食品添加物であるため、食品に添加できる濃度の上限などが決まっています。
一方、こうした人工甘味料は、複数を混ぜて使うことで、砂糖に似た甘味を作ることができるため、多くの食品で複数使用されています。
菓子や清涼飲料水の他にもアルコール飲料、乳飲料、漬物などにも使われています。
これらを使うと確かにカロリーは少なくなるのですが、最近の報告で血糖値の上昇抑制や体重増加については、明確な関連が見られなかった、と指摘されています。
人工甘味料を摂取することが、腸内細菌叢に影響を与えたり、強い甘味を感じるにもかかわらず、血糖値があがらないことによる影響も指摘されています。
また、人工甘味料の代謝産物が、神経伝達物質を減少させ、うつ病などの発症に関与していると報告しているものもあります。
人工甘味料は依存性があるとの報告もあります。
人工甘味料を使ったカロリーゼロやカロリーオフの食品だからといって、飲み過ぎ、食べ過ぎは控えた方がりよさそうです。
食事はバランスよく、楽しくとりたいですね。
参考論文:https://www.mdpi.com/2072-6643/14/21/4446
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