タケノコの季節♪ タケノコの栄養成分とゆで方とは?
旬の食材で心身の健康を整えよう!
最近、スーパーなどで生のタケノコを見かけます。
タケノコの季節到来です♪
生のタケノコは、下処理が大変、そもそも茹で方が分からない、などで買ったことがない方も多いかもしれません。
ですが、一度、茹でたタケノコの美味しさを知ると、ちょっと面倒だけど、この季節の味覚を味わいたい!と購入したくなります。
独特の旨味と風味、甘味や食感がとても美味しいですよね。
タケノコは、食物繊維は多そうだけれど、栄養成分はあまり含まれていないのでは?と思いがちかもしれません。
実際、どのような成分が含まれているのか見てみましょう。
食品成分表を見ると、茹でタケノコ(100g)の場合、食物繊維3.3g、カリウム470mg、鉄0.4mg、亜鉛1.2mg、マグネシウム11mg、葉酸63μgと、ミネラルを中心にしっかり栄養素が含まれていることが分かります。
水煮タケノコ(100g)の場合は、食物繊維2.3g、カリウム77mg、鉄0.3mg、亜鉛0.4mg、マグネシウム4mg、葉酸36μgと多くの栄養素が茹でタケノコの半分以下となっています。
茹でタケノコで不足しがちなミネラルを補うのもよいですね。
また、茹でタケノコの旨味は、遊離アミノ酸が多く含まれているためです。
遊離アミノ酸の中でもチロシンやGABA、グルタミン酸が多く含まれています。
チロシンは、脳の神経伝達物質のひとつで、脳を活性化したり、ストレスを緩和、集中力を高める働きがあるとされています。水煮タケノコについている白いつぶつぶは、チロシンが酸化したものです。タケノコと一緒に調理しても大丈夫ですが、酸化した状態なのでエグ味の原因になりますので、取り除いて食べていただいた方が美味しいでしょう。
生から茹でたタケノコでは、チロシンはまだ酸化していませんので、早いうちに美味しく味わいましょう。
GABAは、ストレスを緩和し、精神を落ち着かせる働きのある成分です。
グルタミン酸は、脳の機能を活性化させる働きがあるとされ、たんぱく質を構成する成分のひとつです。
このように見てみると茹でタケノコは、脳のストレス緩和のためにもぜひ食べておきたい季節の食材ですね!
生のタケノコの茹で方は、外側の皮を丁寧に剥き、上の尖った穂先を切り落として、中央に少し切れ目を入れておきます。
鍋に、タケノコ、水、米ぬか、唐辛子(1本)を入れて中火~強火にかけ、沸騰したら、軽く煮立つ状態を保って、1時間半~2時間茹で、竹串がすっと通るようになったら、火を止めてそのまま冷まします。
茹でる時にタケノコが浮いてきてしまうので、落し蓋などをしてゆで汁に浸けた状態で茹でるようにし、ゆで汁が蒸発してきた場合は、水を足してタケノコがゆで汁に浸っている状態をキープして茹でます。
冷ましたタケノコは、さっと水で洗って、黒い部分などを切り落として調理します。
出汁で煮た若竹煮も美味しいですし、煮ものや炒め物、揚げ物にしても美味しいです!
季節の食材、茹でタケノコは、脳の働きやストレス緩和に働く成分が豊富に含まれています。
新年度で何かとストレスの多いこの時期にぴったりの食材ですね。
ぜひ、茹でタケノコを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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