シユウ酸の影響とは? ほうれん草は茹でて食べよう!

電子レンジでカンタン調理、ちょっとだけ待って

寒い時期に美味しくなる野菜と言えば、ほうれん草!ですが、
水洗いをして湯を沸かして茹でる、というのはなかなか面倒で、電子レンジ加熱をされる方もいらっしゃると思います。

その際、シユウ酸のえぐみが気になるので、加熱後に水でさらすことで、えぐみをとる、という方法で調理されている方もいらっしゃるかもしれません。

ほうれん草を調理中の女性

このシユウ酸ですが、実は、なかなか厄介な成分なのをご存知でしょうか。

シユウ酸は、工業用などにも利用されている成分で、劇物に指定されています。

もちろん、食品に含まれている程度の量であれば、摂取しても問題ないのですが、摂りすぎるとカルシウムと結合して結石を作りやすくなることは、ご存知の方も多いと思います。

1日あたり数百mg程度の摂取であれば問題ないですが、1000mgを超えるような量は危険とも言われています。

シユウ酸が多く含まれる食品は、ほうれん草以外にも、モロヘイヤ、空心菜、たけのこ、ゴボウ、チョコレート、緑茶や紅茶などです。

野菜に含まれるシユウ酸の量のデータは、論文によってかなり違うのですが、生のほうれん草であれば、100gあたり360mg~1000mgを超えるとしているものもあります。

ほうれん草は、茹でることで30~80%ほど、シユウ酸が減少するとされています。

そのため、ほうれん草などシユウ酸を多く含む食品は、できるだけ水につけた状態で加熱する(茹でる、又は電子レンジ調理の時に水を加えたボウルに入れた状態で加熱するなど)ようにすることがおすすめです。

というのも、電子レンジ加熱後に水でさらしても、えぐみがなかなか抜けない……ということがあるからです。データが確認されているわけではないですが、食べた時のえぐみがかなり違う印象があります。

ちなみに腸内細菌の中には、シユウ酸を分解する働きを持つものがあります。

ほうれん草のおひたし

腸内環境が整っている場合は、細菌によってシユウ酸が分解されることで、過剰に体内に吸収されるのを抑制してくれると考えられます。

ということで、冬に美味しいほうれん草は、面倒ではありますが、水に浸けた状態で加熱することで、しっかりシユウ酸の含有量を減らして食べることが、灰汁がなくて美味しくもあり、からだにもやさしい食べ方となります。



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