フランスで増えた?全粒粉バゲット。小麦粉と全粒粉の栄養価の違いとは?
全粒粉パンが持つ栄養価の魅力
少し前、私(代表松崎)は所用でフランスに行っていました。
フランスはかなり久しぶりだったのですが、そこで気になったのが、バゲットの粉です。
私の印象では以前は、精製された小麦粉を使ったバゲットが多い印象でしたが、
今回はカフェなどで出てくるバゲットのほとんどが全粒粉を使ったもので、精製された小麦粉を使っているところは、非常に少ないように感じました。
精製された小麦粉と全粒粉の栄養価の違いを改めてみてみると、
全粒粉100gあたりのカリウムは330mgに対し、精製された強力粉(1等)では89mg、マグネシウム140mgに対し、23mg、鉄3.1mgに対し0.9mg、亜鉛3.0mgに対し0.8mgと各種ミネラルは圧倒的に全粒粉が多くなっています。
ビタミンについても、全粒粉100gに含まれるビタミンB1が0.34mgに対し、精製された強力粉(1等)0.09mg、ナイアシン5.7mgに対し0.8mg、ビタミンB6は、0.33mgに対し0.06mg、葉酸48μgに対し、16μgといずれも全粒粉がかなり多くなっています。
こうしたミネラルやビタミンは、食べたものをエネルギーに変える時に必要であったり、からだの機能を支える重要な成分です。
特に鉄が不足すると、集中力が低下したり、食欲不振、筋力の低下や疲労感などを感じやすくなります。
健康のことを考えると全粒粉のパンを選ぶのが正解と言えることになります。
実際、生活習慣病の予防の観点から、精製された穀物よりも精製の度合いが少ない穀物がよいということは、さまざまな論文で指摘されています。
日本では、全粒粉を使ったパンは、大手製パン会社が作るパンでは、まだ種類が限られている印象がありますが、いわゆるハード系のパンを多く置いているパンやさんには、全粒粉を使ったパンを多く見かけます。
精製されたパンとはまったく違う味わいを楽しむことができます。
見かけた場合は、ぜひ全粒粉のパンの美味しさも試してみてはいかがでしょうか。
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