おもちを食べるなら、きなこがおすすめ!その理由とは?
きなこが持つ驚きのパワーと健康効果
あっと言う間に、1月も中旬ですね💦
お正月用に購入したお餅は食べ切れましたでしょうか。
おもちを食べるのに、みなさんはどんな食べ方がお好きでしょうか?
栄養学的におすすめの食べ方は、きなこをかけて食べる食べ方です。
きなこは、甘い味付けで食べるので、糖質の塊のような印象を持ちがちですが、
まずは、きなこの栄養成分を見てみましょう。
もともと大豆から出来ていますので、
たんぱく質が100gあたり約37gと非常に豊富です。
(予め砂糖入りで売られているものは、
商品によって砂糖の量が違うので、たんぱく質量も変わります。)
さらに、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅などの
ミネラルの量も非常に多く含まれています。
ビタミンは、エネルギー代謝に必要なビタミンB群が豊富に含まれていますので、
お正月の食べ過ぎ解消のため、代謝アップをはかりたい。。。
という時期にもぴったりです。
食物繊維も100gあたり約15gも含まれています。
脂質の一種であるレシチンも含んでいます。
レシチンは、細胞膜や脳、神経組織の構成成分となります。
こうして見ると、きなこは栄養価が非常に高い!ということがよくわかります。
栄養素以外の成分でも、
イソフラボンなどの大豆ポリフェノールや
大豆オリゴ糖が豊富に含まれています。
オリゴ糖は、腸内細菌のエサになり、
腸内環境を整えることで便秘の解消なども期待できます。
イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た化学構造のため、
女性ホルモン様の作用を示すとされています。
のぼせ・ほてりなどの更年期障害の軽減が期待できるとされています。
また、糖尿病や骨粗鬆症の予防、脂質代謝の改善なども期待できるとされています。
なお、大豆イソフラボンは、腸内細菌の働きにより分解されることで
生理活性作用が非常に強いアグリコンという形に変化します。
イソフラボンは、食品として摂取している分には問題ありませんが、
サプリメントなどで過剰摂取となった場合は、子宮内膜増殖症の発症率が高まる可能性があるため、
特定保健用食品として摂取する場合の上乗せ摂取量の上限値は30mg/日とされています。
胎児、乳幼児、小児、妊婦に対しては、通常の食生活に上乗せしてサプリメントなどを摂取することは
「推奨できない」ということが厚労省より発表されていますので、注意が必要です。
というわけで、大豆のさまざまな恩恵を受け取るためには、
やはり通常の食事から摂取するのが、安全で美味しい!ということになります。
なお、きなこをかけるのは良いけれど、甘くないと嫌、という方は、
砂糖ではなく、少々高価になりますが、黒蜜や甘味料のオリゴ糖がおすすめです。
オリゴ糖は腸内環境を整えてくれ、黒蜜は、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
お正月の残ったお餅は、きなこをかけて食べ、
ビタミン、ミネラルの補給、腸内環境の改善を目指していかがでしょうか♪
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