乾燥する季節。人参を食べてお肌つやつやってほんと?
秘密はβカロテン!
寒い日が続きますね。肌が乾燥したり、指先がガザガザになったりする方も多いのではないでしょうか。
そんな時には、ぜひ人参を食べていただきたいと思います。
もちろん、ハンドクリームなどの外側からの保湿も大切ですが、からだの中から肌の状態をよくするなら、人参はおすすめの食べ物になります。
その理由は、人参にはβカロテンが豊富に含まれているからです。
βカロテンは、海苔やモロヘイヤ、ケールにも多く含まれていますが、人参は、これらの食品よりも、食事でしっかりした量をとるのが簡単です。
人参をしっかり食べることで、βカロテンをたっぷりとることができる、というわけなんです。
βカロテンは、体内に入るとビタミンAと同様の働きをします。
ビタミンAには、皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。また、目の健康を維持する働きがあることでも知られています。
ビタミンAが不足すると、皮膚や粘膜が乾燥したり、角質化しやすくなります。つまり、ビタミンAをしっかりとることは、肌の乾燥を防いでくれることになります。
ビタミンAは鶏レバーやうなぎなどの動物性の食品にも多く含まれますが、過剰に摂取しすぎると頭痛や脱毛などの過剰症となるリスクがあります。
βカロテンは、体内でビタミンAと同じ働きをしますが、ビタミンAと違って過剰症の心配はありません。
ですので、安心して毎日の食事にたっぷり取り入れることで、乾燥しがちな肌を守ることができます。
また、βカロテンは、抗酸化作用がありますので、細胞内に発生した活性酸素の増加も防いでくれます。
活性酸素は、肌のシミやしわの原因になります。また、動脈硬化の原因にもなります。
βカロテンをとることで、肌のシミやしわ、動脈硬化を防ぐ働きも期待できますね。
人参の食べ方のポイントは、たっぷり食べやすい方法、お好きな方法で日々の食事に取り入れるのがおすすめです。
加熱したものより生、皮はむかずにそのままで食べた方が、栄養素は多くとれるのですが、その量は、少し多い、という程度のものになります。
そのため、あまり気にせず、自分が食べやすい方法で食事に取り入れていただくのがよいでしょう。
おすすめは、人参サラダ、人参シリシリ、人参と小松菜の和え物、人参たっぷりの煮物やシチューなどです。
苦手ではない方は、果物などと共にジュースに加えるのもよいでしょう。
人参サラダは、少しのオリーブオイル、酢、粒マスタードなどと和えます。酢を入れることで、人参に含まれる酵素の働きを抑えてくれるので、常備菜として、2~3日冷蔵庫で保管しても美味しくいただくことができます。また、油を使うことでβカロテンの吸収も助けてくれます。
人参をたくさん食べて、乾燥しやすい肌を体の中からケアしましょう♪
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