腸内細菌の多様性は、気分や行動と関連する? ~最近の研究から~
腸内環境をととのえて、安定した気持ちで生活するには?
本日は、腸内細菌叢(腸内フローラ)の状態が気分や行動と関連するかもしれない、というお話です。
近年の腸内環境のさまざまな研究では、腸脳相関(腸と脳が短鎖脂肪酸などを介して情報をやり取りし、お互いに影響しあっている)が指摘されていますが、特に、気分や行動にも影響を与えている可能性についての論文が報告されてきています。
例えば、自閉症は、神経発達障害のひとつですが、
そうした子どもにおいて特定の腸内細菌が多い、あるいは、
極端に少ない、という報告が出ています。

因果関係はまだ分かっていませんが、
腸内環境が整うような食事をすることは、
こうした疾患の改善に役立つ可能性も考えられるのです。
腸内環境が整っている状態というのは、
腸内細菌の多様性があることでもあります。
もちろん、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の割合が整っている(2:1:7)
ことが腸内環境が整っていることのひとつとされていますが、
腸内細菌に多様性(種類が多い)がある、ということも重要です。
腸内細菌の多様性のためにおすすめの食品成分は、
「水溶性食物繊維」です。

日本人を対象にした研究(兵庫県加東市)では、
水溶性食物繊維が豊富なもち麦を米に混ぜて炊いたものを
2か月継続して食べたところ、腸内細菌の種類が大幅に増加した
(細菌種の数が1000以上の人の割合が、全国平均より5%増加した)
と報告されています。
というわけで、毎日もち麦を食べるという習慣を取り入れることで、
腸内細菌の多様性が向上し、結果として腸内環境の改善や気分の改善が
期待できるかもしれません。
日本人を対象にした調査では、
間食が減った、排便状態が良くなった、ということも
報告されています。
もち麦を食べることで、腸内環境が改善し、お通じもよくなり、気持ちも安定することが期待できます。
ぜひ、毎日のごはんにもち麦を加えてみてはいかがでしょうか。
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