新米が美味しい季節 ♪ お米を食べた方がよい理由とは?
日本の主食はスーパーフード!?
新米が美味しい季節になりましたね♪
最近は、糖質オフを意識してお米を食べ過ぎないように意識している方も多いかもしれません。
今や糖質は、人類の敵?のように何でも「糖質オフ」をうたっている商品が多いですが、美味しい新米をぜひ食べていただきたい、その理由を解説したいと思います。
一番の理由は、「糖質」は、わたしたちのからだを動かすエネルギーで最も重要なものだから、です。
どういうことかと言いますと、私たちのからだは、ひとつひとつの細胞でできていて、細胞の中でエネルギーを作り出し、利用しています。
細胞の中でエネルギーを作り出している重要な器官は、ミトコンドリア。
その中で、エネルギーを作り出すために使われているものが糖質です。
たんぱく質もエネルギーになりますが、ミトコンドリアの中にあるTCA回路で利用されるためには、たんぱく質をアミノ酸に分解し、糖新生回路をたどることでアミノ酸から糖を作り出し、TCA回路などのエネルギーを作り出す回路を通って最終的に私たちのからだのエネルギーになる物質ATPを作り出します。
そう!わたしたちのからだは、たんぱく質をエネルギーとして利用するために、たんぱく質から糖を作り出しているんです。
TCA回路には、脂質が原料になっている物質も入ってくることができますが、その際、脂質だけではTCA回路に入ることができず、必ず糖質が必要と言われています。
つまり、私たちのからだにとっては糖質が非常に重要なエネルギー源であり、エネルギーを生み出すために最も効率の良いものと言うことができます。
というわけで、前置きが長くなりましたが美味しい「新米」をぜひ食べていただきたいと思います。
もちろん、白米のつやつやに炊きあがったごはんも美味しいですが、もう少しお米の栄養を取り入れるなら、胚芽米や玄米もおすすめです。
胚芽米は、胚芽の部分を残しているだけのお米なので、白米に近くおすすめです。
胚芽米にすることでビタミンB1など大切なビタミンをしっかり補給することもできます。
風味や食感が白米とは違うので、好みが分かれるところかと思いますが、玄米はビタミン、ミネラルが多く含まれ、機能性成分も多く含まれるため、その健康効果は非常に高いです。
代表的なものとしては、ポリフェノールの一種であるガンマオリザノールは、LDL(悪玉)コレステロールを減らす働きがあります。
リポポリサッカライドという成分は、免疫機能の活性化や認知機能の低下の抑制が期待されています。
さらにアミノ酸の一種であるGABAは、血圧を下げたり、中性脂肪の低減、学習機能の改善効果などが期待されています。
ポリフェノールの一種であるフェルラ酸は、高血圧の改善や認知機能の改善などが期待されています。
このように米には、私たちのからだにとって有益な成分が非常に多く含まれています。
消化しやすく、わたしたちのからだにやさしいお米は、確かに食べ過ぎると太りやすいものでもありますが、栄養素や、たくさんの機能性成分も含まれているスーパーフードとも言えます。
栗ご飯や炊き込みご飯。。。美味しそうです(^^)
美味しい新米を適量食べて、食事を楽しみましょう♪
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