
いろいろある雑穀。驚きの栄養成分の違いとは?
雑穀ごはんを食べよう!種類ごとの特徴や、栄養価をご紹介します。
みなさんは、ごはんを炊く時に雑穀は入れていますか?
プチプチした食感が好きで入れてます!という声を聴くこともありますが、実際のところ、細かい雑穀の種類ごとの特徴などは、少々分かりずらいように思います。
実は、雑穀の栄養価は思った以上にすごい!ので、本日は、雑穀の種類ごとの栄養価についてまとめてみたいと思います。
よく見る雑穀と言えば、もち麦、ひえ、あわ、黒米、赤米、アマランサス、押し麦、はと麦といったところでしょうか。
これらの中で、100gあたりで最も食物繊維の量が多いものは、もち麦です。100gあたり8.7gも含まれています。

次に多いのは、アマランサス(7.4g)、その次が赤米(6.5g)次に黒米(5.6g)という順番です。
雑穀はミネラルが多いのも特徴のひとつです。
鉄の含有量を比較してみると、最も多いのが、アマランサスで100gあたり9.4mgの鉄が含まれています。
次に多いのがあわの4.8mgです。
黒米や赤米は鉄が多そうなイメージがあるかもしれませんが、実は黒米(0.9mg)、赤米(1.2mg)ともち麦(1.2mg)とほぼ同じです。
マグネシウムが多く含まれているのは、
アマランサス(270mg)、次に赤米(130mg)、あわと黒米で100gあたり同じ110mg含まれています。
ビタミンの含有量、特に糖質をエネルギーに変えるのに欠かせないビタミンB1の含有量を見てみると、
あわが最も多く、100gあたり0.56mg、次に多いものは、黒米の0.39mg、赤米は0.38mg、発芽玄米0.35mgと続きます。
このように見ていくと、
雑穀それぞれに含まれるミネラルやビタミン、食物繊維の量に特徴があり、雑穀を組み合わせて使うことが、足りなくなりがちな栄養素を補うのに、とても良いことがわかりますね。
腸内環境を整える目的であれば、もち麦は外せないでしょうし、鉄不足になりやすい人は、アマランサスやあわを混ぜてごはんを炊くとよい、ということになります。

新米の季節で白米が美味しい季節ではありますが、精白米のビタミン・ミネラルの量は、食物繊維0.5g、鉄0.8mg、マグネシウム23mg、ビタミンB1は0.08mgと少なく、
やはり白米は、糖質を美味しく食べる、ということに適した食べものということができます。
私たちの体に必要なエネルギー源である糖質は、必ずとる必要があるものですが、
糖質を効率的にからだの中で使うには、さまざまなミネラルやビタミンが必要ですね。
そのためには、ぜひ、雑穀を混ぜてごはんを炊く、ということを習慣にしてみてはいかがでしょうか。
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