
味噌を食べよう!味噌を含む食事バランスで痩せる!?味噌の健康効果とは?
味噌が肥満抑制に?最新研究が示す健康効果
みなさんは、毎日、味噌汁などで味噌を食べていますでしょうか?
第二次大戦以降、日本人の味噌の消費量は減り続けています。
ある研究データによると1934~1938年の味噌の平均消費量は、一人1日あたり29.1gと報告されています。
ところが、令和元年の国民健康・栄養調査のデータでは、
一人1日あたりの味噌の摂取量の平均値は、9.8gと1934~1938年ころの量の3割程度に激減しています。

味噌には、たんぱく質や食物繊維、鉄や亜鉛、マグネシウムなどのミネラルや、
ビタミンB群、ビタミンK、ビタミンEなどのビタミンが豊富に含まれています。
また、イソフラボンやレシチンも豊富に含まれています。
こうした栄養素や機能性成分由来の健康によい働きも期待できますが、
実は、味噌の摂取量を含む食事バランスが肥満に影響するという報告があります。
内容を見てみると、栄養素成分とカロリーを同じに設定した上で
味噌摂取量のみを2010年(低濃度)と1975年(高濃度)の摂取量割合にしたものを8週間マウスに与えたところ、
1975年の摂取割合は、脂肪細胞の大きさが20%減少し、
脂質代謝関連遺伝子のmRNAの発現量を調べたところ、脂肪細胞での脂質代謝が活性化し、
脂肪の蓄積が抑制されてたことが確認されたと報告されているのです。
1975年の日本人の味噌摂取量は、およそ味噌汁2杯を1日に摂取する程度の量です。

味噌には、さまざまな健康によい機能性成分が含まれています。
イソフラボンは、ポリフェノールの一種で女性ホルモンに似た働きをすることから、
骨粗しょう症の予防や更年期障害症状の軽減などの働きがあるとされています。
レシチンは、動脈硬化予防や肝機能を高める働き、神経伝達物質をつくる材料になることから
記憶や学習などの脳の働きをよくするとされるなど、さまざまな働きがあることが知られています。
こうした働きに加えて、味噌の摂取が肥満抑制にもつながることが報告されているのは、すごいことですね。
最近は、1日のうちまったく味噌を食べないという人も多いかもしれません。
1日2杯の味噌汁を目標に、味噌の健康効果、肥満抑制効果を取り入れてみるのは、いかがでしょうか。
※ 文献情報 https://doi.org/10.6013/jbrewsocjapan.112.598
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