なばなと菜の花って何が違うの?アブラナ科野菜のすごい力とは?
なばなと菜の花:栄養素の秘密に迫る
本日は、なばなと菜の花の違いについて解説してみたいと思います。
最近スーパーなどで、菜の花やなばなを見かけるようになってきましたね。
みなさんは、どちらがお好きでしょうか?
なばなは、もともと菜種油をとるために栽培されていたアブラナで、葉や茎は使われていませんでした。
ですが、食べると美味しいことから「なばな」として出荷されるようになったものです。
食品成分表では、「洋種なばな 茎葉」になります。
一方、菜の花として売られているものは、成分表では「和種なばな 花らい・茎」となっています。
含まれる栄養素の種類は、ビタミンB群、葉酸、ビタミンCや鉄や亜鉛、
カリウム、マグネシウムなどのミネラル、食物繊維などで、いずれも豊富に含まれています。
なお、鉄などのミネラルは菜の花の方が多く、β-カロテンなどは、なばなの方が多くなっています。
なばなも菜の花もアブラナ科の野菜になりますが、アブラナ科の野菜は、ほかにもあります。
ブロッコリー、大根、キャベツ、白菜、カブ、カリフラワー、ケール、小松菜、チンゲン菜などです。
これらアブラナ科の野菜には、イソチオシアネート、インドール3カルビノール、リグナンなどの機能性成分が含まれています。
イソチオシアネートは、イオウ化合物の一種で、免疫力を高めたり、がんを予防する働きがあるとされています。
インドール3カルビノールも、抗炎症、抗高血圧、抗がんなどが期待されています。
リグナンは、コレステロールの低下作用、肝機能の活性化、更年期障害の軽減の働きがあるとされている成分です。
というわけで、なばなや菜の花、アブラナ科の野菜をたっぷり食べることで、
抗炎症、抗酸化、抗がんの働きや、肝機能の活性化、更年期障害の軽減など、さまざまな働きの
機能性成分を摂取することができます。
なばな、菜の花は、お味噌汁、からし和え、炒め物、パスタの具材など、ほのかな苦みがとても美味しいので、
ぜひ、毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
美味しい苦みを楽しみたいですね♪
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