1日に摂るべき脂質の量は意外と少ない!具体的な量とは?

1日の食事で脂質はこうなる!具体例でチェック

本日は、1日に摂取するべき脂質の量について解説してみたいと思います。

脂質の理想的なエネルギー割合は、20~30%とされていますので、
1日1800kcal摂取する場合で見てみると、脂質のエネルギー量は、360~540kcalとなります。

脂質は1gあたり9kcalありますので、グラムにすると40~60gとなります。

これを見て結構多いように感じられた方もいらっしゃるかもしれませんが、
食材に含まれている脂質と調理に使う脂質の合計の量になりますので、
実際にはかなり気をつけていないと、あっさりオーバーします(汗

具体的に見てみましょう。

例えば、朝食にごはん(150g)、味噌汁、納豆入り卵焼きを食べたとします。
これで、脂質量は、11.8gです。

昼食で肉野菜炒め定食を食べたとすると、脂質量は14.3g。
これは、肉野菜炒めに使う炒め油の量が小さじ1杯半、肉は豚もも肉とした場合です。

夕食でシーフド入りアボカドサラダと鮭のムニエル、ごはんを食べた場合で脂質の量は21.6gとなります。
合計で47.7gの脂質量です。
1日に食べるべき脂質量は、最大で60gですから、残りはあと12.3g。

間食でアーモンド20g(脂質量10.8g)、ヨーグルト100g(脂質量2.8g)を食べたらオーバーしてしまいます。
これ以上は、チョコレートもドーナツもカフェオレも食べられない、ということになります。

みなさんの実際の食事はどうでしょうか。
マヨネーズやバターを使ったサンドイッチやラーメン、てんぷらそば、唐揚げやフライなど、
脂質が多い料理を食べる頻度は多いでしょうか。

野菜やたんぱく質の摂取に気を使っていても、脂質はかなり気をつけないと取り過ぎてしまいます。

脂質は、ヒトの体に必要な栄養成分ですが、取り過ぎてしまうと血中の中性脂肪が多くなったり、
脂肪細胞に吸収されて太りやすくなったります。

カロリーを取り過ぎることに繋がるため、
肥満、高血圧、高血糖、脂質異常症などにもなりやすくなります。

脂質が入っている食べ物や飲み物は、とても美味しく感じるのでなかなか難しいところではあるのですが、
ドレッシングをノンオイルにする、できるだけ和食を選択する、
お菓子も和菓子にしてみる、自宅ではできるだけ油を使わずに調理してみる
。。。
など、日常的に意識する必要があります。

これから高カロリーな食事が多くなりがちなシーズン、
脂質の量の調節に気を付けながら、楽しい年末年始を過ごしたいですね♪



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