皮膚のアレルギー症状の緩和に働く魚の油。サバよりサワラにDHAが多く含まれるってほんと?
魚へんに春で「鰆(サワラ)」。「春を告げる魚」です!
みなさんこんにちは!
最近、少しサワラの値段が下がってきたように思いますがいかがでしょうか。
サワラ好きの私としては嬉しいところです。^^
魚の油には、EPAやDHAといったからだによい脂肪酸が多く含まれています。
EPAやDHAは、免疫反応の調整や、脂肪燃焼の促進、脳の神経細胞の情報伝達をよくする、などさまざまな働きがあります。
EPAやDHAは、からだの炎症を抑える働きがあるとされており、皮膚のアレルギー症状の緩和に働く機序(しくみ)が京都大学より報告(2015年10月6日)されています。
そのため、EPAやDHAが含まれる魚の油はしっかりととっておきたいですね。
魚の油が多く含まれるのは、やはり青魚です。
たとえば、サバは、100gあたり16.8gもの脂質を含んでいます。
サワラは、100gあたり9.7gの脂質が含まれており、サバよりも少なくなっています。
ですが、DHAの量はサバよりもサワラに多く含まれています。
可食部100gあたりに含まれるDHAの量は、サバが970mgに対し、サワラは、1100mgです。
EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は、代謝することで体内でも作られ、最終的にDHAが作られますが、その量が少ないため食品からしっかりとっておきたい脂肪酸です。
というわけで、サワラをみかけたら、ぜひ購入して食べていただきたいところです。
サワラの食べ方は、塩焼きが一般的かもしれませんが、幽庵焼きや西京焼きがとっても美味しく、おすすめです。
幽庵焼きは、醤油、みりん、酒をすべて同じ量であわせたものに魚を30分~1晩ほど漬けて焼きます。あれば柚子の輪切りを一緒に加えるととてもさわやかで美味しい幽庵焼きになります。
西京焼きは、西京白みそに酒とみりんを加えて、魚に塗りやすいやわらかさにし、魚に塗って1日程度置いてから焼きます。焼くときはみそは取り除きます。
西京白みそではなく、普通の味噌を使う場合は、砂糖を加えて甘味を足すと美味しいです。
ごはんのおかずにぴったりですので、ぜひ試してみていただき、たっぷりとDHAを摂取しましょう♪
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