乳製品の脂質は体に悪いのか?
ヨーグルトを食べることはメリットだらけ! 乳脂肪で太るなんて誤解かも
本日は、乳製品に含まれる脂質について論文をベースにご紹介したいと思います。
乳製品はカルシウムなどの摂取源として優秀ですが、カロリーが高いものが多いため、体重増加などが気になる場合は、低脂肪のものを選ぶようにしている方も多いのではないでしょうか。
また、飽和脂肪酸が多いものが多く、一部のがんのリスクが上昇する、といった報告もあり、食べないようにしている方もいらっしゃるかもしれません。
けれども、近年の研究によると少々違った結果が出てきています。

以下の論文では、全脂肪の乳製品、
特に乳酸菌やビフィズス菌が含まれるヨーグルトやチーズなどの
プロバイオティクスに分類される食品は、
体重増加を抑え、心血管疾患のリスクを下げ、
さらに2型糖尿病のリスクから守る可能性について指摘しています。
アジア人を含む約5200名を対象とした研究によると、
乳製品由来の飽和脂肪酸の摂取量が多いほど心血管疾患のリスクは低く、
一方で肉由来の飽和脂肪酸の摂取量が多いほど心血管疾患のリスクが
高かった、と報告しています。
これは、明確な理由は分かっていませんが、同じ飽和脂肪酸であっても、
乳由来のものと、肉由来のものでは、含まれる飽和脂肪酸の種類が違うことが
代謝や腸内細菌への影響が違ってくるのではないか、としています。
少なくとも、現時点では、乳製品を低脂肪のものにした方が良い、
ということは研究データでは示されなかったとしています。
つまり、発酵性の乳製品については、低脂肪のものを選んだ方がいいのかは、
明確ではなく、全脂肪のものはさまざまな疾患のリスクを下げると
考えられる、ということです。
近年、こうした一見同じ栄養素が含まれている食品であっても
からだに与える働きが違う場合がある、ということについて
研究が進んできています。
こうした研究分野をフードマトリックスといいます。
個人的には、ヨーグルトは低脂肪や無脂肪よりも全脂肪の方が
美味しいと思っているため、食べる時は、全脂肪を選んでいましたが、
どうやら、そのままで良さそうです。

ただし、甘味の入ったヨーグルトは、含まれないようですので、
ご注意ください。
本論文では触れていませんが、
乳製品には、オリゴ糖も含まれていますので、
腸内環境に良い影響があることも関連があるのかもしれません。
ということで、この論文によると、飽和脂肪酸にも、種類がありますので、
乳製品に含まれる飽和脂肪酸は気にしなくてもよいけれども、
肉に含まれる飽和脂肪酸は食べ過ぎ注意ということになるかと思います。
フードマトリックスについては、別の機会にご紹介したいと思います。
https://m.eiyomember.com/l/m/xaA9PFJA4mCLLj
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