ストレスが多くなると太りやすい?コルチゾールの働きとは?
年末年始のあわただしさに、負けない身体を作る食べ物を!
とうとう12月になり、2026年まであと1か月となりました。
年末年始、何かとストレス がたまる時期でもあります。
ヒトのからだは、ストレスがかかるとコルチゾールというホルモンが
分泌されます。
コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるもので、
血 糖値を上げる働きがあります。
この血糖値を上げる働きは、ブドウ糖以外から糖を作り出す
糖新生回路を働かせることで、ブドウ糖を作り出します。
この時に、材料に使われるのは主に筋肉などのたんぱく質を
分解して、ブドウ糖を作り出します。

つまり、高いストレス状態が続くと、糖質を食べていないのに、
体内の筋肉などのたんぱく質が分解され、糖新生回路によって、
ブドウ糖が作り出されて血糖値が高くなる、という状態になります。
また、コルチゾールの働きによってインスリンも分泌されます。
インスリンによって、ブドウ糖が細胞内に取り込まれエネルギーとして
使われることになりますが、大量に作られたブドウ糖を使いきれないと
体脂肪として溜め込まれますので、太りやすくなります。
また、コルチゾールは食欲を亢進させる働きもあります。
そのため、ストレスがかかると食欲が増し、ついつい食べすぎる、
ということも起こりがちです。
- ストレスがかかる→
- コルチゾールが分泌される→
- 筋肉 を分解して血糖が作られる、さらに食欲が増す→
- 増した食欲と、たんぱく質(アミノ酸)などから作られた血糖で血糖値が上がる→
- 使いきれずに、脂肪細胞に溜め込まれる→
- 太る
ストレスがかかっている状態は、生命の危機と認識されて、
生き延びるための糖質がさまざまな方法で補給され、
使いきれずに体脂肪としてたまる……。
この連鎖が起きがちです。
そのため、年末など、忙しさでストレスがたまりがちな時は、
できるだけストレスが溜まらないように
ストレスが緩和されるようなものを食べたいところです。
そんな時に食べて欲しいものは、ビタミンCが豊富に含まれる食べものです。

ビタミンCは、ストレスがかかった時に、消費される量が増えるビタミンです。
寒い時期にビタミンCをとろうと思ったら、
みかんやレモン果汁、いちごなどを思い浮かべますが、
実は100gあたりで見ると、みかんとほぼ同量のビタミンCが含まれている
のは、 ほうれん草です。
他にもブロッコリー、ピーマン、焼きのり、ゆず、菜の花、
キウイ、アセロラ果汁などが、ビタミンCが豊富な食材です。
ストレスのかかりやすい時期だからこそ、
ビタミンCをしっかり摂って、ストレスをコントロールし、
コルチゾールの過剰分泌による血糖値の上昇や、体重増加を
避けられるようにしたいですね♪
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