きのこに含まれる免疫賦活作用と機能性成分とは?
秋の味覚で元気に!毎日の食事にきのこをプラス
今日は、きのこに含まれる免疫賦活作用と機能性成分について見てみたいと思います。
きのこに含まれる成分として、β-グルカンがあります。
β-グルカンは、多糖類の一種で食物繊維に似た働きをします。
β-グルカンは、マクロファージやナチュラルキラー細胞(NK細胞)、T細胞といった、
免疫系に関与する細胞を活性化して免疫力を高める免疫賦活作用を有しています。
マクロファージは、自然免疫を担う白血球の一種です。
体内に侵入してきた病原体や死んだ細胞を食べ、消化・殺菌する働きがあります。
ナチュラルキラー細胞は、リンパ球の一種でがん細胞やウイルス感染細胞を見つけて攻撃します。
T細胞は、リンパ球の一種で免疫の働きの司令塔のような役割を持っています。
しいたけに含まれるレンチナン、まいたけに含まれるグリホランも
免疫賦活作用を持つ成分です。
β-グルカンの一種であるレンチナンは、
抗腫瘍作用があり、医薬品としても認可されています。
レンチナンは、食品として食べた場合、吸収されずらい形であるため、
しいたけを食べたからと言ってそのまま抗腫瘍作用が期待できるわけではありませんが、
日常的に食べているしいたけに医薬品として認可されている成分が含まれているのは、すごいことですね。
また、しいたけに含まれるエリタデニンは、
血中コレステロール濃度を低下させる働きがあります。
これら以外にもきのこ類の生理効果として、
抗ウイルス作用、肝障害抑制作用、ラジカル捕捉作用、降圧作用などの働きがあることが知られています。
ぶなしめじには、しじみを超えるオルニチンが含まれていますし、
先日ご紹介したように、えのきだけには、
血圧降下作用や精神安定作用が期待されるγ-アミノ酪酸(GABA)が多く含まれています。
というわけで、きのこの季節♪でもありますし、たっぷりきのこを食べたいところです。
きのこたっぷりのシチューや、きのこ鍋も美味しそうです。
手軽にレンチンしてぽん酢やドレッシングをかけたり、バターと一緒にホイル焼きも良いですね。
日々の食事にきのこをたっぷり取り入れてみてはいかがでしょうか。
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