おにぎりは、温めずに食べるのが正解!?その理由とは?
食べ方で変わる!「レジスタントスターチ」効果
みなさんは、おにぎりは温め直してから食べますか?
それとも、そのまま食べますか?
実は、おにぎりやお弁当などを食べる時、
温度によってレジスタントスターチの量が大きく違うのはご存じでしょうか。
レジスタントスターチとは、
でんぷんに含まれる食物繊維と同様の働きをする
難消化性でんぷんと呼ばれる成分で、
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方の性質を持つ成分です。
食物繊維ではなく、糖質に分類されるレジスタントスターチですが、
実際には、食物繊維のように腸内環境を整えたり、血糖値の上昇を抑制する、
内臓脂肪の増加を抑えるなどの働きが期待できるとされています。
このレジスタントスターチは、食品の温度によって、
増えたり減ったりすることが知られています。
例えば、同じごはんでも、
おにぎりなど冷めたまま食べた方がレジスタントスターチの量が多く、
温め直すと減ります。
エネルギー量が変わるわけではないので、
冷めた状態なら大量に食べても太らない!というわけではありませんが、
日本人の平均的な食物繊維の摂取量は必要とされる量を下回っていますので、
おにぎりなどは、温めずに食べた方が食物繊維不足を補って、
腸内環境をよくすることができる、ということになります。
ごはんとパンは、どちらがレジスタントスターチが多いのか?と言いますと、
一般的には、パンよりもごはんの方が多く含まれるとされています。
一方で、測定方法によってはパンの方が多いというデータも存在します。
1食で食パン1枚約70gを食べるとすると、
ごはんは1食で100g~180gくらい食べることが多いことを考えると、
1食あたりの量としてはごはんを食べた方が多くなりそうです。
また、電子レンジで温めたり、トースターで焼くと
レジスタントスターチの量は減りますので、
食べる時の温度によっても変化します。
ごはん以外にも、いもやグリーンピース、小豆なども
レジスタントスターチが豊富に含まれます。
糖質なのに、食物繊維としての働きも期待できるレジスタントスターチ。
適切に摂取して腸内環境を整えたいですね♪
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