ふだん使う油、結局どれがおすすめなの?
油は悪者じゃない!健康に欠かせない理由
本日は油についてです。
炒め物や、揚げ物、ドレッシングなど。。。
油を使う機会は意外と多いですよね。
みなさんは何を使っていますでしょうか。
油を使う時におすすめの種類について、解説したいと思います。
一番最初に確認したいのは、ヒトのからだに油は必要!ということです。
何かと悪者にされがちなバターやラード、肉に含まれている飽和脂肪酸は、
重要なエネルギー源のひとつです。
常温で液体の油には、サラダ油、オリーブ油、ごま油、ベニバナ(サフラワー)油、なたね油、
あまに油、えごま油などいろいろな種類があります。
どんな油がおすすめかと言うと、
リノール酸とα-リノレン酸を含む油でかつ、オレイン酸が多い油です。
サラダ油、米油、オリーブ油、ひまわり油、ごま油、なたね油などには、
リノール酸、α-リノレン酸、オレイン酸が含まれています。
リノール酸とα-リノレン酸は、
必須脂肪酸(食品から必ずとらなければならない脂肪酸)です。
オレイン酸は、血中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を上げにくい働きがあると言われており、
また酸化しにくい性質があるため、日常使いの油としては、オレイン酸が多く含まれる油がおすすめと言えます。
先ほどあげた油の中で最もオレイン酸が多い油は、
オリーブ油、ほぼ同じ位含む油は、ベニバナ(サフラワー)油のハイオレイックタイプです。
オレイン酸の多い順では、なたね油、サラダ油(調合油)、米ぬか油、ごま油の順になります。
あまに油とえごま油は、特にオメガ3(n-3)脂肪酸であるα-リノレン酸が多く含まれてることが特徴です。
オメガ3が多い油ではありますが、EPAやDHAが含まれているわけではありません。
α-リノレン酸は、体内で代謝されてEPAやDHAとなりますが、
その量はかなり少ないことが分かっています。
DHA、EPAを摂るなら魚を食べるのが効率的と言えます。
また、あまに油とえごま油は、非常に酸化しやすい油であり加熱調理には向きません。
そのため、必ずとった方がよい油とは言えません。
あくまでも風味が好きなどであれば使う、使う時は加熱せずに使う、ということがポイントになります。
いろいろな油があって分かりにくいですが、
一番のポイントは酸化した油を使わない、ということです。
揚げ油に使った油はもったいないですが、使いまわさないことや、
開封して時間がたち、酸化した油の臭いがするようなものは、使わないようにすることが大切です。
また、加工食品や外食を食べる機会の多い方は、どうしても油の摂取量が多くなりがちです。
そのため、自分で調理する時などは、良質の油をごく少量使う、ということがおすすめです。
酸化した油を使わないようにすることが大切なので、
どの油を使うのか?という油の種類は、風味などの自分の好みで選んで大丈夫です。
風味を楽しみながら、健康的に油を取り入れたいですね♪
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