運動の時に使われるエネルギー産生栄養素の違いとは?
スポーツによるエネルギー消費の違い
10月14日は、スポーツの日でしたね。
2020年から体育の日改め、スポーツの日となったことを最近知りました(汗
やっと過ごしやすい気温になってきましたので、
たまには体を動かしてスポーツを楽しんでみたいところです♪
スポーツをすると、体を動かしているわけですから、
エネルギーが消費されて痩せるかも♪と思われると思いますが、
運動の種類によって使われるエネルギーが違うのは、ご存じでしょうか。
運動時に使われるエネルギーの種類を考える時には、スポーツの種類を
・ハイ・パワー
・ミドル・パワー
・ロー・パワー
の3種類に分けて考えます。
ハイ・パワーは、通常30秒以下の強度の強い運動に使われるエネルギーのことで、
100m走、盗塁、ゴルフ、テニスなどがこれにあたります。
使われるエネルギーは、主に骨格筋に存在するエネルギー(グリコーゲンなど)が使われます。
ミドル・パワーは、30秒から2分程度の筋力や瞬発力を使った運動に使われるもので、
スポーツの種類としては、200m走、400m走、体操競技、100m競泳、スピードスケートなどです。
この運動は、酸素がない状態で糖質を分解して使われるため、
乳酸が筋肉中に蓄積し、疲労感が出やすい運動です。
ロー・パワーは、長時間運動する時に使うエネルギーで、
長距離走、自転車、トライアスロン、サッカー、ランニングなどで、
糖質と脂質を分解してエネルギー源として利用します。
通常、1つのスポーツで複数のパワーが使われますが、
上記は主に使われるエネルギーを示しています。
痩せるかも?という観点でスポーツを見てみると、
ロー・パワーの運動が、糖質と脂質を分解してエネルギーとして使われることや、
運動している時間が長くなりますので、効率的だと考えられます。
エネルギーを使うためには、エネルギー代謝に必要なビタミンが不足していないことが大切です。
具体的には、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、ビオチンなどです。
これらの栄養素は主に、たんぱく質の食材からとることができます。
赤身の豚肉、ブリ、真鯛、サバ、サンマ、カツオ、鮭、納豆、卵などです。
また、米、玄米などの炭水化物やきのこ(えのきたけ、ぶなしめじ)にも含まれています。
サンマやカツオ、鮭などは、今が旬でスーパーなどでも手軽に手に入りますので、美味しく食べたいですね♪
ぜひ、スポーツの秋を楽しみましょう♪
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